2022年12月26日

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古文書(こもんじょ)ってなに?

古文書(こもんじょ)ってなに?

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古文書という言葉から何を連想しますか?

「大昔の本でしょう」
そこまではなんとなくわかりますよね。

インディ・ジョーンズの暗号びっしりの門外不出のものでしょうか。
ラテン語で書かれた中世の本?三国志時代の中国の本?

まぁ、そういうものもありますね。
でも、ここでいう古文書は外国のものではなく、日本のものです。


特徴
日本の古文書とは

日本の江戸時代以前の書物のことなのです。

日記・手紙・記録・経典・証文・書状など多種多様なものがありますが、実のところ古文書と古記録とを区別する定義が非常に曖昧で、専門家の間でも意見の分かれるところのようですから、早い話が
「ええい、もう全部古文書じゃ!」
としてしまっても、差し支えがなくなっている感じがします。
特徴
明治時代のものも?

さらに、明治時代のものも、もはや古文書扱いになっているような気すらするのです。糸で綴じてる形状であれば、時代はわかりませんから。

研究者以外の一般人が目にする古文書としては、多数の人が手にすることのできた大衆本が、もっとも流通量が多いために残存数も多く、入手できる機会が多いと言えるでしょう。

主に、このような版元(出版社)の発行した読み物が、
いま私たちが手にすることのできる古文書の中心ではないかと思います。

くずし字と変体仮名(へんたいがな)

古文書解読にあたって避けて通れないルールというものがあります。それがこの「くずし字」と「変体仮名」です。その一部と、古文書の一例をご紹介しましょう。

  • くずし字

    正しい漢字の文字をくずして書きやすくしたもの。書道でいうところの楷書から行書・草書にしたもの。


    • 事
    • 品川
      品川
    • 問屋
      問屋
  • 変体仮名(へんたいがな)

    いくつかの固定の漢字を使って、ひらがなとして読むもの。パターン化しているので、ある程度覚えておくことが望ましいでしょう。

    • なつ(奈川)=夏
      なつ(奈川)=夏
    • たまご(多満ご)=卵
      たまご(多満ご)=卵
    • こころ(古ゝ路)=心
      こころ(古ゝ路)=心
  • 古文書の読み方1 ワサビ『伝授種本』より

    山葵なき時早速わさびをこしらへるでん(拵える伝)

    生姜と芥子と 同程合せて
    用ゆるに其味 わさびのごとし

  • 古文書の読み方2 染み落とし『女中嗜日用宝』より

    梅雨に衣類かび出たるは
    梅の葉をせんじてあらふへし

このように、現代に生きるわたしたちにとって簡単に読めるものではありませんが、
ゲーム感覚でこの新しい文字のパズルを楽しんでみませんか?

オンライン古文書講座のご案内

オンライン古文書講座

江戸時代・明治初期を中心とした「古文書こもんじょ
を、世界中どこに住んでいてもご自宅で、年齢に関係なくどなたでも学べる、オンライン講座のご案内です。

一般的な古文書講座のスタイル

  • 01講座開講が少ない

    従来の古文書講座というと、カルチャーセンターか歴史文化の継承に力を入れた地方や団体などが開催しているか、大きくはこの二つに限られていたのではないかと思います。そのため、シニア層が中心のマニア的趣味とされ、なかなか広い世代に認知されず、接する機会が少ないようです。

  • 02難易度と専門性が高い

    古文書という性質上、講師の多くは大学関係者や研究者、そのOBといった専門家です。ですから講座で扱われる題材は、教科書に出てくるような歴史上の出来事や、村の運営といった地域性を重視したものなど、学校の勉強の延長線上にある、堅苦しいマジメなものが定番で、難易度もかなり高く設定されています。

  • 03レベル設定がない

    マイナーな分野であるために、レベル設定ができていない場合が多いようです。そのため、ひとりひとりの力量に応じたコース設定に乏しく、初心者と熟練者が同じ土俵に立っていることも珍しくありません。ですから、どなたにとっても満足のいく場とは言い難いもののように感じます。

こうしたことを踏まえ、歴史の専門家ではなく
「字の専門家」(生涯学習2級古文書インストラクターライセンスおよび書道師範所有)が、
あふれる古文書愛・文字愛を武器に、コミュニケーションを重視した、まったく新しいスタイルの古文書講座を開設。

女性や若い世代の方にも馴染みやすい楽しいテキストを厳選し、基礎を徹底反復。

「はじめてでも、世界一ワクワクする、オンライン古文書講座」です。

オンラインでもクオリティは直接対面以上!必ずご満足いただけます。

オンライン古文書講座

当講座の9つの特徴

  • ひとりひとり個別で、毎月決まった曜日・時間に開催
  • 完全マンツーマンレッスン
  • 安心の振替制度あり
  • 毎月、月初めから開始
  • 月2回 or 月3回 or 月4回のレッスンを繰り返してしっかり習得
  • オンライン講座だから、地方在住の方や海外在住の方へのレッスンも可能
  • ご質問にはメールでも随時対応
  • 使用教材は複数のラインナップから自由に選択
  • 日々の生活に密着した身近なものなど、すぐに実践できて役立つ知識を掲載した、見た目に美しい書物を積極的に使用

オンライン講座とは

オンライン講座とはGoogle Meetでの開催となります。

ご自宅にパソコンかスマホ(ただし、画面の大きいパソコンのほうを推奨)があれば大丈夫です。そしてPDFでお送りするテキストを印刷するためにプリンターが必要になります。2画面の環境が整備できている方はそれでも大丈夫かと思いますが、古文書は書いて覚えるのが習得の一番の近道ですので、可能でしたら紙に印刷しメモを取りながら受講することをおススメします。

お申込みいただきますと、Googleカレンダーでスケジュールを設定し共有しますので、当日お時間になりましたら「会議に参加する」をクリックして入室することができるようになります。

お問合せはこちら

はじめてでも古文書が読めて、日本についての思いが深まります

特徴

従来の古文書講座は、定番の訴状・証文・手紙など、とても読みにくいものをテキストにすることが一般的ですが、実はこれらはかなりの高難易度。

はじめて古文書を学ぶ方用であっても、こうした難しいものの中から文字数の少ないものが用意されますし、手軽に楽しめるというよりは、気合を入れて臨まなくてはならないような、そんな雰囲気を感じさせてしまいます。

当講座ではそうしたスタイルではなく、古文書を読むためのハードルをぐっと下げ、読めないストレスを限りなく少なくする工夫をしています。

そして最も重視しているのが気軽に学べて役立つ知識が満載の、楽しく読みやすいものを中心にご用意していること。そしてコミュニケーションを取りながら進めていくことです。

ですから、はじめての方でも古文書が読めることを、ハッキリ実感できるのです。
特徴

また、古文書講座というと、難解な書物をどんどん読めるようになることが目標のようにイメージするかもしれませんが、当講座では過度な難易度は追求しません。

歴史上の大きな出来事について深掘りするのではなく、ごくありふれた庶民のリアルな暮らしや昔の人の考え方を知って、今の日本に生きる自分にとって必要なことを、古文書の中から見つけていただきたいと思うからです。

古文書は新感覚の言葉のパズル!ゲームのように取り組めます。

たいへん数少ない古文書のオンライン講座の中でも、他人の目を気にすることなく学習に集中できる、完全マンツーマンレッスンはおそらく他にはありません!

気楽に楽しく効果的に学べる工夫満載ですから、ただ読めるようになるだけでなく、日本についての思いが自然と深まり、想像力が身につきます!

この新しいスタイルの古文書解読を、ぜひあなたの趣味に加えてみませんか?

受講者様の声

Y.S様

ちょっとした興味からお試し感覚で始めたオンライン講座。もともとが日本語なので『変体かな一覧表』を手にして、時代劇のセリフなどを思い浮かべながらこの文字はこう読むのかな、という推測しつつ読みすすめていたのですが、これがまた想像以上に面白い!

使う教材が、昔の一般人が読むために書かれた書物が主で当時の生活が垣間見れてとても楽しい授業です。先生はニッコリ笑ってスパルタなので、真面目に宿題をこなすと数か月もすると似たような書体の文献は読めるようになるからやりがいがあります。

古文書くらぶとは

古文書こもんじょくらぶとは

古文書くらぶとは「むかしの日本を知る そして 原点回帰へ」をスローガンに、
古文書を通して日本の良さを見直し、ひとりひとりが日本を思う心を取り戻していくこと、
日本独自の字や言葉の奥深さに目覚め、そうした文字文化を次世代に残していくこと、
そのような新たな循環を作り出したいと考え、字の専門家が立ち上げた古文書の会です。

特徴
日本の文化を大切にする必要性

今、グローバル化が進み、日本が急速に失われていく激動の時代を迎えています。

そのためには、日本人が日本のことを誇りに思えないような考え方にはお別れし、
日本を何よりも大切に思い、唯一無二の独自の文化に目覚めることが
絶対的に不可欠となってきます。
そしてそれらを次の世代に残していかなくてはなりません。

しかし気負わずとも、豊かな日本文化に触れる機会を得るだけで
日本を大事にする心は自然と育まれていきます。

そのひとつが、ひそかなブームになろうとしている「古文書」です。

特徴
古文書伝道師として日本の良さを伝えたい

生活で役に立つ庶民の知恵や、昔のふつうの人々の考え方を知ることで、
自分の生活がシンプルになったり、健康でいることの秘訣がわかったりします。

また、日本の言葉や文字の素晴らしさは古文書でしか味わえません。

読書や歴史の苦手な方でも楽しめるものをと
厳選した粒よりのテキストばかりを揃えているので、
難しくて読めずにイライラすることもなく、
ずっと癒されるのがとても不思議な魅力。

古文書伝道師として、埋もれた日本の宝を多くの方と共有したいのです。

古文書こもんじょくらぶ概要

事務所名古文書くらぶ
事務所所在地北海道札幌市
代表者垣野 恵利(kakino eri)
古文書講師・古文書翻訳家  ※生涯学習古文書2級インストラクターおよび書道師範所有
業務内容
  • 古文書講座
    • オンライン講座を実施しています。
    • 出張講座も承ります。
    オンライン講座はこちら
  • 古文書の翻訳
    • 歴史書物やパンフレットの作成などにおける古文書の翻訳。
    • 個人所有の古文書の翻訳。
      文字数および解読の難易度によって見積もり単価が異なります。お気軽にお問合せください。
    お問合せはこちら
  • 古書の現代語訳
    • 明治から戦前までの旧字や古い言葉を使用した書物の現代語訳。
      ジャンルは問わず、幅広く対応させていただきます。お気軽にお問合せください。
    お問合せはこちら

【翻訳例】(『容顔美艶考』より)

翻訳例顔見世や踊りに行くときのお化粧
芝居の顔見世や踊りなどには大勢の人が訪れますので、火に照らされて見られます。

首筋にはひときわ厚めに力いっぱい白く塗り、口紅も濃いめがよいでしょう。

けれども、前にも申しました通り、黄金色になれば見苦しいですし、特に夜が明けてからはさらにみっともなく見えます。

もしそうなった場合は、ほっかむりか頭巾をかぶってお帰りになるのがよいでしょう。

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下記フォームから、どんなことでも構いませんのでお気軽にお問合せください。

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プロフィール

プロフィール
垣野恵利(かきのえり)

古文書講師&古文書翻訳家
【通称:たまむし】
noteで「たまむし@古文書くらぶ」として活動

note

所有資格

  • 生涯学習2級古文書インストラクター
  • 漢字検定2級
  • 奈良検定2級
  • 書道師範

1972年北海道生まれ札幌市在住。

25年間勤務した札幌の企業を2018年に退職し、同年より奈良大学の社会人学生となり日本史を学び直す。さらに、導かれるまま古文書の世界へと突き進み、2020年古文書インストラクターライセンスを取得。同年より古文書蒐集も始める。2021年奈良大学卒業。

日本の歴史を深く知るにつれ、現代人の生き方への疑問が大きくなり、人としての在り方、自然との共存の仕方、食べ物に関する考え方など、見直す点が多くあるように感じるようになる。

さらに書道師範者としての観点から、日本語独自の「文字」「語彙」に注目し、書くことで日本語がどのように変化してきたのかを知ることも、とても面白い学びとなるのではないかと実感。今では一般にほとんど知られていないマニアックな存在の古文書というものを、広く知ってもらいたいと思うようになる。

そしてもっとも大切なことは、日本人が心から日本のことを思い、日本というものを真剣に考え、未来につなげる意識を持つ「原点回帰」にあることを確信。

昔の日本の姿に目を向け、そこへ「原点回帰」を喚起するきっかけとして、2022年からサイトnoteで「たまむし@古文書くらぶ」を開設。蒐集した蔵書を現代語に翻訳し投稿を開始。また、オンラインが主体の古文書講座も始める。

2023年12月に、江戸時代の化粧方法に関する古文書の翻訳本、
『江戸時代版 男性美容家が語る化粧方法『容顔美艶考』解読』
をAmazonにて電子書籍およびペーパーバック(紙書籍)出版し、念願の翻訳家デビューを果たした。

第2作『江戸時代のクジラの食べ方・使い方 古文書『除蝗録』『鯨肉調味方』現代語訳』
第3作『日本古来の』保存食・非常食 古文書『漬物早指南』『かてもの』現代語訳』
【最新作】第4作『江戸時代の人はどんなことで悩んでいたの? ~お悩み相談 江戸時代版~ 古文書『賣卜先生小糠俵』現代語訳』
がある。

流れ

お問合せから申し込み
受講日決定までの流れ
(すべてメールでのやりとりになります)

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    お問合せ フォームからお問合せください。どんなことでも構いませんので、お気軽にお問合せください。
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    ご回答 ご質問へのご回答をお送りします。お待たせせず迅速にお答えいたします。

  • STEP 3

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  • STEP 4

    日程調整 日程調整のご連絡を差し上げます。お申込みいただいた翌月からの開始となりますので、空き状況を確認してご連絡いたします。

  • STEP 5

    受講日決定 ご希望の日時を打合せの上、決定。毎週決まった曜日・時間での受講となりますので、あらかじめご希望がございましたら、このときにお伝えください。

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